ゆっくんです!ジョギングしたり、仕事したり、子育てしたりしています。
夫婦の間でも報連相は大事なコミュニケーションだと思う。
我が家も報連相はなるべく欠かさないように努めている。
大半が息子のことだが、特段興味のない話題でもなるべく「ふむふむ」とそれっぽい表情を浮かべながら妻の話を聞いている。
ヘラヘラとしてみたり、パソコンをいじりながら聞いたり、時計をチラ見したり、、、。
聞き上手にはほど遠い態度である。
そんなふうに空返事ばかりしているので、大事なことを聞き逃していて怒られることも多い。
2年ほど前、私は突然便に血が混じるという大惨事が起きた。
顔面蒼白でトイレから出、もう自分は死ぬのかもしれない、というようなトーンで妻に事の顛末を告げた。
普段私の病に関する話は聞き流している妻だが、このときばかりはさすがに心配そうな顔をしていた。
私はその日のうちに近所の消化器内科に駆け込んだ。
先生は「たぶん問題ないとは思いますが、年齢も年齢なので一度胃カメラと内視鏡をやりましょう」と告げた。
随分と大ごとになってしまったが、そのほうが安心だろう。
検査の日まで2週間くらいあったので、私は毎日毎日「もし重篤な病気だったら」ということが頭から離れなかった。
「家族はどうなる?仕事は?」食事もあまり喉を通らず、申し訳なかったがお客様の話も上の空だ。
しまいには息子の寝顔を見ながら涙を流す始末。
ネガティブ思考もここまでくると手に負えない。
待ちに待った検査日。一人では心細かったのだが、妻は「なに情けないこと言ってんの!私は仕事行くよ!」とサッサと準備をして行ってしまった。
当日は腸の中をカラッポにするため、下剤を短時間で2リットルも飲まなければならない。
なんとなく大変だということは聞いていた。
最初は「な〜にが大変だよ!楽勝じゃね〜か」とハイペースでじゃんじゃん飲み進め、トイレへ駆け込むということを繰り返していた。
キツかったのは最後の500mlくらいからだった。
それでも飲み干し、水みたいな透明な便を出し無事終了。
病院に着くなりお尻の部分に穴の空いた服に着替え、麻酔で眠り、目を覚ましたときには検査は終わっていた。
先生は検査結果を丁寧に説明してくださり、「綺麗な腸ですよ」という言葉にホッと一安心。
報連相はここからだ。
私はこの日以来、なにかに取り憑かれてるかのように便に敏感になってしまい、出した後は必ず確認をするようになった。それもとんでもない速さで!
他人が見たらなんとも言えないアホらしい姿だろう。
そして、、、
それを妻に報告するようになったのだ。
「今日も快便でした」
「今日は少し軟便だったかな」
などのように。
真顔でウンコ事情を報告してくる旦那を、妻はどう思っていたのか。
それでも最初は報告に耳を傾けてくれていたが、そのうち妻は「もういいよ!あんたのウンコ事情は!」と冷たい反応を示すようになった。
それでも私は「なんでちゃんと聞かねーんだよ」と心の中で訴えながら、根気強く報告を続けた。
そんなある日、今度は妻がトイレから出るなり、
「今日もバッチリでした!」
「ヤバい!下痢!」
と私に報告してくるようになったのだ。
私の報告のせいで妻もおかしくなってしまったのかもしれない。
だが私はこれも体調管理の一種だと、快く受け入れた。
うちの妻は下痢だろうがなんだろうが、食べたいものは食べるという破天荒なところもあるので、ついつい笑って聞いてしまう。
空返事などではない。ちゃんと聞いている自分がそこにはいる。
こんなに「ウンコ」というワードを恥ずかしげもなく毎日言い合っている夫婦はいるのだろうか、、、。
前置きが長くなってしまったが、こうして私たち夫婦の間には、息子のこと、仕事のこと、身内のことなどと一緒に、新しく「今日のウンコ事情」という報連相も加わったのだった。

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