ゆっくんです。仕事したり、読書したり、筋トレしたりしています。
みなさんはお金について考えたことや、勉強したことはありますか?
今回紹介する本は、お笑い芸人キングコング西野亮廣さんの『夢と金』です。
西野さんといえば、お笑い芸人でありながらマルチな才能を発揮している人という印象ですが、裏ではとても努力をされている方です。
アンチも多いのかもしれませんが、個人的には結構好きです。
↓こちらは西野さんのオンラインサロンです。
「何をするにもお金が必要なのに、なぜ日本人はお金の勉強をしないのだろう」
「なぜお金の話をする人を、卑しいとか言うのだろう」
普段このような疑問を抱き、お金の勉強をすることは大切なことだと思っている僕にとっては、とても相性のいい本でした。
お金自体の勉強のための本というよりは、お金を生み出している仕組みが書かれている本になっています。
書かれていることは大まかに3つ!
・富裕層が求めているもの
・ブランディングのようなこと
・NFTについて
これらのことが、わかりやすい例をもとに解説されています。西野さんの本はとにかくわかりやすくて読みやすいと思います。
それではどのような内容なのか、少しだけ紹介します。
富裕層を知る
スポーツ観戦やライブのチケット、最近だとABEMAのプレミアムなど多くのサービスや商品には「プレミアム価格」や「プレミアム会員」というものがある。
この本では飛行機のチケットのVIP席を例にしている。
なぜこういった高価格帯が存在するのか?
それは高価格帯を無くしてしまうと、お金に余裕がない人からよりお金を取ってしまうことになるから。
そして高価格帯にお金を出してくれる人の多くは「富裕層」です。だから「富裕層」を知る必要がある。
富裕層が何にお金を払っているのかを知るためには、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを把握しておいたほうがいい。
「プレミアム」とは「競合がいる中での最上位の体験」であり、「ラグジュアリー」とは「競合がいない体験」のこと。
車で例えてみる。
出典:(【山口周】アップルはいかに「文学」になったのか より、DUAL WORK作成)
この説明はわかりやすかったです。
トヨタのプリウスは静かで燃費も良い。つまり役に立つというのは機能が良いということ。
では意味とは何か。これは優越感みたいなものだろうか。「フェラーリ乗っている俺、カッコいいだろっ」ってな感じ。街中で走っていたら注目されますよね。
「プレミアム」は上の段。
「ラグジュアリー」はフェラーリ、ランボルギーニです。
当然値段が高いのはラグジュアリー車。富裕層は意味を買っているということになる。
「プレミアム」=「高級」
「ラグジュアリー」=「夢」
ここで西野さんが考えたラグジュアリーを作る計算式を紹介します。
「夢」=「認知度」ー「普及度」
「誰もが知っているけど、持っている人が限られている」というものが「夢」です。
ラグジュアリーブランドは、意味という付加価値をつけて値段を決めているんですね。
「不足している人(一般層)」求めているモノと、「足りている人(富裕層)」が求めているモノの違いを知れ。
お腹いっぱいの時に、パンケーキを出されても嬉しくないだろう?
機能はお金にならない
「機能はお金にならない」
この言葉は、サービス業であり技術職でもある仕事をしている僕にとても響く言葉でした。
日本人は技術を追求しすぎるため、オーバースペックになっている。これは技術を追求することが悪いことだと言っているわけではありません。
僕の職業「美容師」で例えてみる。
美容室は全国に約25万軒あります。コンビニより多い。技術力だけで他店との差別化をするのは、かなり難しいことです。にもかかわらず、夜遅くまで技術練習に時間を使う。
もうすでに「97点」くらいの技術があるのにだ。「97点」を「98点」にするために努力をしている美容師がいる。残念ながらほとんどのお客さまは1点差の違いがわからないと思う。
稼ぐためには、お客さまの満足ラインをを把握し技術以外の何かに目を向けなければならない。
技術力が同じならお客さまは何を基準に店を選ぶのか。その答えのひとつが「人」である。
「あの人にカットしてもらいたい」
「あの人から買いたい」
ブランディングなどによって付加価値をつけることは、他店と差別化をするうえで欠かせないことだと思います。
そして顧客をファン化させる。
顧客は「機能」を買い、ファンは「意味」を買う。お客さまをひとまとめにしないことが重要です。
もし自分が何かのファンであるなら、その対象にどういったお金の使い方をしているか考えてみても良いかもしれませんね、、。
「ファンは安く買いたい人じゃない、応援したい人だ」
NFT
NFTとは、Non Fungible Token(非代替性トークン)の略で、ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのことです。
、、、、?
何言ってるかさっぱりわからんです。って人も大丈夫。本書で西野さんがわかりやす〜く簡単に説明してくれています。
IT系の著者の本は横文字の専門用語ばかり使っていて、わかりにくい本が多いんですよね、、、(^^;;
僕は本書をきっかけにNFTについて勉強してみようと思いました。それでもかなり出遅れてますが、、。
NFTは新しい稼ぎ方、収入源となる。
覚えておきたい言葉は4つ。
・OpenSea
・イーサ
・仮想通貨取引所
・ウォレット
これらの言葉を初めて聞いたというなら、知らないままにせず調べてみよう!新しい可能性が広がるかもしれないじゃん!
ちなみに僕は調べたし、イーサを購入してみた。イーサとはイーサリアム(ETH)という仮想通貨のこと。OpenSeaはNFTを販売しているサイトのこと。
試しに覗いてみてはいかがでしょうか。↓
「こんなのがあるんだなぁ」って目新しかったです!僕にも何か売れるものがないかなぁと考えています。
まだ思い浮かばないんですが、、、。
可能性を探れ。知らないものに自分から近寄り、仮説・検証・実験を繰り返し、夢や、人を助けるために必要なお金を集める手段を探せ。
感想
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。西野さんが言っている真実だ。昔は僕も金儲けのことばかり考えることは卑しいことだと思っていました。
小さい頃に親や先生からそう教わったからでしょう。
ですがここ数年、子供ができてから考え方が変わりました。
過去にお金がらみの失敗も経験しています。それもこれもお金に関して無知だったからです。無知って怖いですね。
僕はすでに40歳ですが、子供にお金の教育ができるよう勉強していきたいと思っています。
耳の痛いことも書かれているかもしれませんが、目を背けず、読んでみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
GOOD LUCK!
コメント