晩ご飯

ゆっくんです。

つい先日のこと。

仕事が終わり妻に電話を掛け、『今日の晩ご飯は何か』と尋ねた。

『適当に何か作るよ〜』との返答だったため、そのまま何も買わずに帰宅した。

私が帰宅して10分後くらいに妻と息子が帰ってきた。

『ご飯作るから二人でお風呂に入っちゃって』というので息子と浴室へ向かおうとした矢先、

『卵ないじゃん!』『なんでないの!オムライス作れないじゃん!』

私が前の晩にスクランブルエッグを作って食べてしまったため、残る卵は1個になっていた。

『どうしよう〜オムライスにしようと思ったのに!』若干私を咎めるような覇気を感じた。

『よし、俺が納豆チャーハン作るよ』

息子は私の納豆チャーハンが大好きなので大喜びしている。

『チーズウィンナーも焼いといてくれる』と妻。

妻と息子がお風呂に入っているあいだにせっせと作り上げる。

とうもろこしもレンジでチンをし、これでバッチリだ。

二人がお風呂から出てきた。

『仕事だったのにありがとね』と妻から感謝の言葉をいただいた。

そんな言葉をもらえれば、私もご飯を作った甲斐がある。

みんなでご飯を食べられるよう、私も急いでお風呂へ。

バタンっ!!!

シャンプーをしていると急に浴室の扉が開いた!

『ねぇ!チーズウィンナーどこで切った!!』

泡だらけのまま片目を開けると、そこには眉間にシワを寄せてこちらを見ている妻がいた。

すごい険しい顔をしている。

私は少々戸惑いながらキッチンでたべやすく切ったことを伝えた。

妻はため息まじりに『床に油が飛び跳ねてるんだけど!なんで気づかないかなぁ』と吐き捨て、浴室の扉を閉めた。

先ほどの感謝の言葉はなんだったのだろうか、、、。

お風呂から出ると、妻がクイックルワイパーでフローリングを磨いていた。

おそらくイライラしているはずだ。

しかし、今回はいつもと様子が違うようだ。

いつもならすごい勢いで私を責め立てるだろう。

そして謝罪を言わされるか、しばらく不機嫌になっているはずだ。

だが今回に限っては「仕事から帰ってきてすぐにご飯を作った」という事実がアドバンテージとなったのかもしれない。

妻から咎められることはなかった、、、。

こんな日もあるのかと思い、私は息子と納豆チャーハンを食べたのだった。

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